日本は高齢化社会から超高齢社会に入ろうとしています。
数十年前に比べ、高齢者の健康寿命は延び、生き生きと自立した生活をされている高齢者も増えましたが、加齢による身体の衰えに抗うことは難しいものです。
厚生労働省の調べによると、2013年の介護が必要とされる要介護者は564万人に達しており、その後もさらに増え続けています。
また、核家族化により、要介護者を家族で介護できない家庭が増え、多くの自治体でたくさんの老人ホームが建設されており、老人ホームの需要は増える一方です。
これらのことは、近年介護業界の求人が急増していることにつながっています。
2011年には1.31倍だった介護士の有効求人倍率は、2014年には約1.82倍になり、年々増え続ける一方です。
しかし、「仕事がキツイ」や「給料が安い」というマイナスのイメージが強く、需要に供給がなかなか追いつていません。
このようなマイナスイメージを改めるために、介護業界は給料や休暇などのをはじめ、福利厚生の充実といった処遇改善への試みを進めています。
介護業界はこれからの時代に必要不可欠な職種であり、成長産業と言えます。
業績が悪いからと言って減給やリストラされるリスクは一般企業に比べると低く、時には感謝される仕事でもあるので、もし、転職を考えているのなら、異業種からでもぜひ挑戦してみてください。
介護職には将来性があるので、転職候補に入れておいて損はないと思いますよ。